凍害とは何か?

  • 新潟県の塗装職人 会社名:JPM 新潟店
    満永 仁
    所在地:新潟県新潟市東区粟山1-21-28
日本の外壁でいちばん多く使われているであろう外壁材は窯業系サイディングです。
このサイディングはセメント質と木質原料を固め、圧縮して作られた外壁材です。
凍害とは窯業系サイディング壁に浸みこんだ雨水が冬季の気温で凍り膨張を繰り返し、
サイディング表層が剥離する症状です。

凍害の原因は2種類あります。

●一つは外部からの凍害
●二つめは内部湿度からの凍害です。

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外部からの凍害 ▲

上記写真は配管や配線を取り付ける際にビス止めをしているのですがビス廻りから雨水が浸入し、
冬季に凍り、膨張を繰り返して剥離しています。
この他に外壁の目地部位や幕板などに多くみられます。

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内部湿度からの凍害 ▲

上記写真は内部からの水分などがサイディング壁から出ようとして壁の表層にまで出てきます。こ
れが冬季に凍り膨張をして剥離してしまうのです。
この他にお風呂場などの水廻りの外壁に多くみられます。

また、サイディングの直貼りで内部湿度が原因で剥がしたサイディングの裏面にはほぼカビが発生しています。
ハウスダストやダニなどが発生し喘息などの二次災害につながります。
このようになってしまうとパテ補修や安易に塗装補修をしても2年ともちません。

下地胴縁を取り付け、通気がしっかりしている(内部からの湿度の通り道を作る)工法でなければ外壁を張り替えても同じところから凍害がおきてしまうのです。
凍害から外壁を守るためにも知識・経験豊富なJPMにお任せください。