塗装前にしておく高圧洗浄の基本をお教えします

  • 山形県の塗装職人 会社名:池田塗研
    池田 佳貴
    所在地:山形県山形市下条町4丁目3-32
今回は塗装工事の工程で1番重要だと言ってもいい「高圧洗浄」についてお話させていただきます。
高圧洗浄は名前の通り、高圧で洗浄を行うのですが高圧とは何キロの圧力だと思いますか?
住宅塗装、ごく一般の洗浄でしたら15Mpa(メガパスカル)と書いて150キロの圧力があります。
150キロの圧力でしたら、屋根や外壁に付着しているコケやチョーキング(後で説明します)を落とせる圧力です。

こんな感じで汚れが落ちます!洗ってみると意外と汚れがついてるんです!

高圧洗浄について

注意して頂きたいのは、同じ高圧洗浄の項目であっても仕様は業者によって全然違ってきます。
たとえば、機械の違いを説明します。
ホームセンターやテレビショッピングで売っている家庭用洗浄機がありますが、
電気タイプの洗浄機は圧力約50キロしか出ません。

適切な圧力で洗わなければ意味のない工程になってしまいますが、少しでも圧力があれば
高圧洗浄になってしまいますので注意してください!
メンテナンスも大事です!使っているうちに圧力が下がってしまいますのでメンテナンスはまめに行います。
こちらがいつも使っております近隣の方に迷惑のかからない防音型 エンジン式高圧洗浄機です。

高圧洗浄について

先ほど出たチョーキングですがチョーキングとは外壁や屋根を触ると粉が手につくことを言います。
紫外線などにより塗膜の劣化が進み、顔料が粉になってしまいこの上から塗り替えをしてしまうと
塗料が付きません!

チョーキングしている写真
高圧洗浄についてチョーキングしている写真

外壁や屋根を洗浄する目的は何個かあります。
雨や湿気で付いたコケやカビ、チョーキングを綺麗にする。
旧塗膜の浮きや密着が弱くなっている塗膜を剥がす目的があります。
この上から塗り替えを行っても何の意味もありません!

女性の方はわかると思いますが、洗顔をしないで次の日化粧のノリはどうですか?
油や汚れが付いた上に化粧品は綺麗にのりませんよね?
塗装も同じなんです!綺麗に何もついてない状態で塗料を化粧すると綺麗にお家も美人になるのです!
洗浄作業中をご覧ください。屋根を洗浄している状況はなかなか見れませんよね

洗浄作業中

こちらは特殊なトルネードノズルを使っております。
頑固な汚れの時に圧力の上がるストレートを回転させる事で
圧力が大幅にアップするノズルです。

特殊なトルネードノズルを使っております。特殊なトルネードノズルを使っております。

外壁の洗浄です。外壁を洗浄しやすくするためにショートガンを使います。
足場との距離が近い為、ロングガンを使うと逆に外壁を痛めてしまう場合があります。

外壁を洗浄しやすくするためにショートガンを使います。

現場によって洗浄方法を使い分けます。
高圧洗浄だけでは対処できない場合、バイオ洗浄を行わなければなりません。
写真のようにカビがひどい場合この上から塗装をしても、カビは強力なのですぐに浮き出てきます。
しっかりカビの根っこから除去します。

カビは強力なのですぐに浮き出てきます。

アルカリ性の洗剤でカビを分解させます
ここで使っている機械は噴霧機です。
下で2液の洗剤を調合させノズルの先から強力な洗剤が噴射されてます。

ノズルの先から強力な洗剤が噴射されてます。

ダラダラとカビが落ちていきます。
この洗剤はカビキラーに入っている成分の濃度が高い洗剤です。
カビの上から塗装しても、カビ成分は消えることなく増殖していきますので、必ずバイオ洗浄を行います。

カビ成分は消えることなく増殖していきますので、必ずバイオ洗浄を行います。

サッシなど普段洗えない場所なども丁寧にブラシを使って落とすのが本当のプロ職人です!
サッシの間を無理に高圧洗浄してしますとお家の中に水が入ってしまいます。
ブラシなど使いながら、洗浄工程は常に気を配って行っております。

ブラシなど使いながら、洗浄工程は常に気を配って行っております。 ブラシなど使いながら、洗浄工程は常に気を配って行っております。

私が塗装を教わった師匠からは、最初の1年は洗浄を優先的にやらされてきました。
その時は本当に嫌で、早く塗りたいな~と思っていて、親方に早く塗り方を教えてください!と言いました。
親方は洗浄もろくにできないやつが塗らさせてくれ?バカ野郎と言われました汗 。
今思うとその通りです!洗浄は基礎中の基礎です。

でもその基礎は本当に大事な工程なので怠らず 洗浄工程を若い職人に洗浄技術を伝えていきたいと思っております。