外壁塗装に失敗する3つのタイプと解決策

  • 完成後も、10年後も美しく 会社名:JPM 東大阪北店
    永濱 正明
    所在地:大阪府東大阪市長田2-12-5-102
日頃、弊社(永建工業)には【他社様が施工中の塗装工事について】、
または【他社様が完了した塗装工事について】のご相談があります。
(そんな相談の業務はありませんので。念のため)ご相談の内容は、さまざまです。

・塗料の選定について
・塗装仕様についてなどの内容が多いです。

中には『約束した塗料と違うものを使っている』などもあり、
ひどい業者さんに捕まってしまったな、と思うことも有りますが、その一方で
施工業者さんに同情してしまうケースも少なくありません。
と言うのも、外壁塗装そのものよりそれ以前の考え方や価値観が問題

となっている場合があるからです。なぜそうなってしまうのか?
外壁塗装失敗する3つのタイプの傾向と解決策を明示しながら解説したいと思います。
少し辛辣な内容となりますが、どこに依頼したとしてもお施主様、施工店、そのどちらにもwinwinになって
頂きたいという願いからの記事ですのでご理解の程お願い致します。

1.インターネットの見過ぎ

インターネットの情報をそのまま鵜呑みにされている人が多いです。
もちろん個々の塗装店さんが発信していることは嘘を書いているわけではありません。
ただ、書いている内容はある側面について書かれていることであり、違う条件の話となるとまた別の話になります。
その場合は正しい施工方法だとしても、また正しい主張だとしても、違う場面になると話は変わってくるわけです。

ネットの情報を隅々まで読んでいる方は、Aの話もBの話も、またCの話も全て一括りにしようとする傾向があります。
また別の実際に弊社であった話ですが『○○というホームページにはこう書いていた』
とおっしゃるので見てみると、塗装業者でもない単なるライターの記事だった時にはガックリきてしまいます(笑)
刷毛をさわった事のない。

あるいは一斗缶すら生で見たことのない人が書いている記事を信じ込んで主張するのはいいですが、
ライターが書いてある記事そのままに工事を進めるのであれば、私ども専門業者のいる意味はありません。
最低限、顔の見えない誰が書いているか分からない人の記事を鵜呑みにするのはやめましょう。
解決策はこれはもういろんなホームページでは見ないことです。

顔を出している業者さんであればそればかりを見る。それ位でいいと思います

2.業者を信用できない

過去に嫌な思いをした。前回の塗装業者があまりにも出来が悪かった。
そのような理由で業者を信用されない方がほんとたまにですがいらっしゃいます。
結論から先にお話しすると信頼できる存在になっていないのであれば、
発注はまだ時期尚早ということです。

例えばの話ですが、契約した塗料と違う塗料使っていてもそれはお施主様の方にはわかりません。
一斗缶にその塗料の名称が書かれていたとしても、もしかするとラベルだけを張り替えたのかもしれません。
工程写真を撮っていたとしてもその部分のみ2回塗って、その他は1回塗りかもしれません。
つまり何が言いたいかと申しますと、疑いだすとキリがないということです。

また。施工側からすると正しいことをしたという証明は難しいです。
業者を信用できないのであれば、まだ引っかかる点があるのであれば発注は控えましょう。
お互いにとって不幸です。

3.価値観の相違

お施主様が納得する工事とはどういう工事でしょう?
それは発注側と受注側、双方の価値観がずれていない事だと考えます。
もちろん今まで出会った事のない見ず知らずの他人という場合が多いでしょうから、
100%価値観があってることはありません。

ある程度の部分で合っていればいいかと思います。
例えば、発注側が品質を求めているにも関わらず、受注側である施工店が早い、安いを売りにしている場合、
このように双方違う価値観の場合、発注すれば、近い将来トラブルになるのは目に見えてるでしょう。
私自身、20年以上この世界にいますが、品質が良くて激安という事は塗装工事に限らず

リフォーム工事において見たことはありません。
地域最安値激安のうたい文句にしている業者さんに発注すれば品質はそこそこ、業者の対応もそこそこ、
これは当然の話です。
そのような場合、高品質の工事を求めるには無理がありますし、業者さんの方も困ってしまいます。

価格重視か?品質重視か?マナー重視か?その他の部分を重視するか?どれがいいかという問題ではありません。
ご自身がどういった工事を求めているか?それを発注前に決めておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。施工店側から見て塗装工事で失敗する方のタイプを3つに分けてみました。

まとめますと
・ネットの情報を鵜呑みにしない。
・信頼できる業者になるまで発注しない。
・ある程度同じ価値観を共有できる業者に発注する。

細かいことをあげればもっとありますが、以上3点で外壁塗装リフォームの失敗する確率がグッと
減るのではないでしょうか。
これをお読みいただいた一般の方が外壁塗装で成功されますよう心からお祈り致します。